2人目、3人目の妊娠・出産で、特に気になるのが上の子の赤ちゃん返りです。
ママの体は妊娠や出産で思うように動かず、家の中はバタバタ。
でも、上の子に我慢ばかりさせるのはかわいそう——。
そんなときこそ活用してほしいのがパパの育休です。
男性の育休は「赤ちゃん返り対策」に役立つ!
男性の育休取得率は年々少しずつ上がっていますが、長期で取得する人はまだまだ少数派。
「パパが育休を取っても、家で何をすればいいかわからない」
「どうせ何も役に立たないでしょ?」
そんな声が根強いのも事実です。
でも実際には、2人目育児こそ、パパの育休が必要不可欠。
特に、上の子の赤ちゃん返り予防という点で、パパの存在は重要です。
パパの育休が赤ちゃん返りを防ぐ3つの理由【2人目育児のリアル】
上の子としっかり遊ぶ「特別な時間」を確保
2人目の出産後、ママは体力的にも精神的にも限界に近い状態。
そんな中で、上の子は「遊んでほしい」という気持ち我慢してしまいがちです。
でも、パパが育休中で家にいれば、上の子としっかり遊ぶ時間を確保できます。
- 朝の散歩
- 公園遊び
- お風呂
- 絵本の読み聞かせ
- 寝かしつけ
パパとの「特別な時間」が、上の子の心を満たしてくれます。
「自分もちゃんと大切にされている」と感じられることが赤ちゃん返りの防止にとても重要なポイントです。
家事はパパにおまかせ、ママも上の子と過ごす時間を
「下の子が寝た!今のうちに掃除してごはんの準備を…」
そう思った瞬間、上の子が「あーそーぼー!」と呼んでいる。
これは2人目育児ではあるあるです。
でもそんなとき、パパが家事を担ってくれたらどうでしょう?
- 掃除や洗濯を任せられる
- 夕飯の支度をお願いできる
家事を分担すれば、ママは上の子と向き合う時間と気持ちの余裕が生まれます。
「ママに甘えたいけど、忙しそうで言えない…」
そんな上の子の小さなSOSにも、丁寧に応えることができます。
家族みんなで過ごす時間の中でも、上の子をしっかりかまってあげられる
家族が増えると、どうしても赤ちゃんに注目が集まりがち。
泣いた、笑った、寝た、
今まで何をしても全部自分が注目されていたのに…
いきなり下の子中心になってしまい、上の子は寂しい気持ちになってしまうものです。
でも、パパとママが協力して役割分担できれば、上の子にもしっかり目を向けることができます。
- パパが上の子と遊ぶ間に、ママが赤ちゃんに授乳
- ママが上の子と話している間に、パパは赤ちゃんのオムツ替え
こうした分担ができれば、上の子は「パパとママを赤ちゃんに取られた」という気持ちを抱かなくて済みます。
実際、赤ちゃん返りでよくある行動(おっぱいを欲しがる、オムツを履きたがるなど)も減っていきます。
赤ちゃんだけが注目されている、という感覚を和らげるには、夫婦の協力がカギです。
パパの育休は「家族みんなの安心」につながる
赤ちゃん返りを防ぐためには、家族全体で子どもを支える環境が何より重要です。
ママ1人で抱え込むには限界があります。
そこで力を発揮するのが、パパの育休。
家事の分担、上の子の相手、ママの負担軽減…様々な面で家族の安心につながります。
「パパがいると安心できる」
「家族みんなで過ごせるって嬉しい」
そんな気持ちが、家族全体に広がっていきます。
【まとめ】2人目育児、上の子の赤ちゃん返り対策に、パパの育休を!
赤ちゃん返りは、子どもなりの「不安」や「寂しさ」のサインです。
けして、わがままではありません。
上の子をそんな気持ちにさせないためには、時間と心のゆとりが必要です。
そして、その「ゆとり」はパパの育休によって生まれます。
パパの育休は2人目育児を乗り越えるための最強のサポートです。
育休中のパパを「役立たず」「何もしない人」なんて言わせない!
夫婦で力を合わせて、上の子にも下の子にも優しい家庭を作っていきましょう。